ビジネスの拠点として貸事務所を利用する場合、防犯体制を整えることが大切です。
しかし、貸事務所でどのような防犯対策が可能かわからず、不安を解消できないことがあります。
そこで今回は、貸事務所で防犯カメラを設置するメリットと注意点、ダミーカメラについて解説します。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
出雲市の賃貸物件一覧へ進む
貸事務所に防犯カメラを設置するメリット
手軽で効果の高い防犯対策として取り入れたいのが、防犯カメラの設置です。
具体的に防犯カメラを設置したらどのようなメリットがあるか、チェックしてみましょう。
メリット①業務上の犯罪と不正を監視できる
防犯カメラは、貸事務所の内部や出入口などを常に映していることから、ビジネスのなかで発生しやすい犯罪や不正を監視できるメリットがあります。
防犯カメラなどによる監視体制が整っていない貸事務所では、顧客情報など機密情報の流出のリスクに注意が必要です。
ビジネスの強みとなるはずの機密情報が盗まれると、ビジネスそのものが継続できなくなります。
ビジネスのオーナーが貸事務所内のすべての不審な動きを把握することは困難ですので、業務上の犯罪や不正を監視するために防犯カメラがおすすめです。
メリット②社内トラブルの証拠になる
閉ざされた空間である貸事務所では、スタッフ同士のトラブルが発生することがあります。
パワーハラスメントやセクシャルハラスメントは、ほかの方の目の届かない場所でおこなわれやすく、防犯カメラの映像だけが証拠になる場合も考えられます。
深刻なハラスメントについては防犯カメラの映像を証拠として利用できるほか、普段から貸事務所内の様子をチェックしておけば環境改善が可能です。
貸事務所で働くスタッフの安全を守るためにも、防犯カメラを活用した監視体制を整えることが大切です。
メリット③犯罪防止に役立つ
目につく場所に防犯カメラが存在するだけで、犯罪防止効果が期待できます。
防犯カメラは、犯罪が発生した場合にその一部始終を記録するだけでなく、犯罪が起こる前段階の抑止効果が期待できます。
貸事務所に防犯カメラを設置すれば、内部の不正や外部からの侵入といった犯罪自体を寄せ付けません。
実際に、防犯カメラを設置している場所では犯罪率が下がるといったデータは、日本だけでなく世界中で報告されています。
メリット④取引先に安心感を与えられる
機密情報を取り扱う貸事務所に防犯カメラがあると、取引先や顧客などに安心感を与えられるメリットがあります。
機密性の高いデータを扱う場合には、貸事務所にも厳重なセキュリティ体制が求められます。
防犯カメラを設置して一定のセキュリティがあると認められれば、安心できるビジネスパートナーとして認められるでしょう。
▼この記事も読まれています
居抜き物件とは?店舗開業をするメリット・デメリットを解説
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
出雲市の賃貸物件一覧へ進む
貸事務所に防犯カメラを設置する場合の注意点
防犯カメラには、ビジネスとスタッフの安全性についてさまざまなメリットがあります。
しかし、防犯カメラを設置する前には、いくつかの注意点をチェックすることが大切です。
注意点①貸主の許可を得る
防犯カメラの取り付けには、小規模でも工事が必要です。
そのため、貸事務所の貸主の許可を得てから工事をおこなうことが、注意点となります。
一般的な賃貸借契約で借主に許可されている工事は、退去時に元どおりに戻せる範囲と定められています。
そのため、取り付けに穴を開けたり配線に手をくわえたりする防犯カメラの取り付け工事には、貸主への事前相談が必要です。
一方で、賃貸借契約の後に自分で防犯カメラを設置する手間を省きたいならば、もともと防犯カメラが設置されている貸事務所を探すのもおすすめです。
注意点②プライバシーに配慮する
防犯カメラが保存する映像には、個人のプライバシーが含まれます。
そのため、映像が個人情報であることを意識したうえで、プライバシーに配慮することが注意点です。
監視カメラを設置する場合には、防犯と不正防止を目的とし、それ以外に利用しないことをルール化する必要があります。
また、防犯カメラを設置する場所についても、配慮が必要です。
貸事務所のなかにあるトイレや更衣室などはプライベートな空間であるため、防犯カメラの設置は避けましょう。
また、あらゆる場所に多くの防犯カメラを設置することは、スタッフの心理的な負担になります。
過剰な監視体制の整備はストレスの原因となり、業務の生産性を低下させる可能性があります。
注意点③情報の漏えいを防ぐ
防犯カメラに機密情報が映ってしまうと、防犯カメラを経由して情報の漏えいが発生するリスクがあります。
そのため、防犯カメラを設置する場所や角度について、情報の漏えいにつながらないよう配慮することが注意点です。
機密情報を保管しているエリアに防犯カメラを設置した場合、情報の閲覧タイミングで映像として情報が残ってしまいます。
防犯カメラの設置は、こうした機密情報の内容が見えない場所を選びましょう。
機密情報の持ち出しといった不正を監視したいならば、機密情報を管理している部屋の内部ではなく出入口が見える場所に防犯カメラを設置するのがおすすめです。
▼この記事も読まれています
オフィス移設で確認が必要なインフラは何がある?忘れやすい手続きを解説
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
出雲市の賃貸物件一覧へ進む
貸事務所に設置する防犯カメラはダミーカメラでも良い?
貸事務所にダミーカメラを設置した場合、どのような効果とデメリットがあるかについて見てみましょう。
ダミーカメラを設置するメリット
ダミーカメラとは、カメラとしての機能がない偽物のカメラです。
しかし、設置した本人以外には防犯カメラかダミーカメラかが見分けにくいため、犯罪や不正を抑止する効果が期待できます。
また、ダミーカメラは防犯カメラと違い、設置が簡単であることがメリットです。
ダミーカメラは、実際には電源や録画機器への接続が不要であるため、工事に手間がかかりません。
さらに、ダミーカメラは防犯カメラよりも安価で入手できることから、コストを抑えた防犯対策が可能です。
ダミーカメラを設置する場合の注意点
ダミーカメラは犯罪と不正を未然に防ぐためのものであり、発生した犯罪と不正の証拠となる映像は録画されません。
そのため、被害が発生した場合に、ダミーカメラでは役に立たないことが注意点です。
また、プロの窃盗犯の目には、防犯カメラとダミーカメラは簡単に見分けがつくため、防犯対策として不十分である場合があります。
一般に流通しているダミーカメラが窃盗犯に知られているのはもちろんのこと、精巧に作られたダミーカメラでも通電していないとほこりの付着具合から偽物だと見破られることがあります。
このほかに、ダミーカメラであると見抜かれた場合、それ以上の防犯対策がおこなわれていない貸事務所であると判断されることも注意点です。
ダミーカメラがある貸事務所は窃盗犯に狙われやすくなるため、貴重品や機密情報の盗難などのリスクが高くなります。
見破られにくいダミーカメラの条件
プロの窃盗犯でも見分けにくいダミーカメラの条件として挙げられるのが、白色またはアイボリー色であることです。
また、カメラを覆っている筐体が金属でできていることも、より防犯カメラに近いダミーカメラの条件となります。
さらに、内部にダミーカメラが入った屋外用ハウジング型であれば、外から見てダミーカメラであると判断されにくいでしょう。
このほかに、ランプが点くタイプのダミーカメラは見破られやすいことから、ランプが点かないものを選ぶこともポイントです。
▼この記事も読まれています
スケルトン物件とは?店舗開業でのメリットやデメリットも解説
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
出雲市の賃貸物件一覧へ進む
まとめ
貸事務所に防犯カメラを設置すれば、犯罪や不正の抑止効果となることや発生した犯罪の証拠となることがメリットです。
防犯カメラを設置する場合は、貸主の許可を得ることやプライバシーに配慮することが注意点となります。
設置が簡単なダミーカメラについてもチェックして、安心できる貸事務所の防犯対策を考えてみてください。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
出雲市の賃貸物件一覧へ進む
株式会社たくみ スタッフブログ編集部
株式会社たくみは、出雲市で1976年に創業した不動産屋です。今やインターネットに賃貸・不動産情報は溢れております。あまたの物件からお客様にとって最適なものを探しだすことが弊社の使命です。ブログでは、物件探しのお役に立てる情報発信をします。