オフィスの立地探しは仕事をするうえで重要なポイントで、予算内で候補となっている物件から目的に合ったオフィスを決めるには優先順位を設定する必要があります。
では一例としてアクセス・街のブランド・周辺環境を優先順位に設定したオフィスの選び方を解説していきます。
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オフィスの立地をアクセスから見る選び方
オフィスには社員やアルバイトなどの従業員が日々、働きにきていて、その通勤手段はさまざまです。
車通勤の方もいれば、電車やバスなどの公共交通機関を利用する方、また自転車や徒歩の方もいるでしょう。
郊外にあるオフィスの場合、電車やバスでの通勤は不便で車通勤が中心となり、近くに住む方であれば自転車や徒歩でも通えますが、遠方で交通手段のない方は無理です。
駅近の物件では車での通勤は駐車場の関係もあり難しく、一方で電車やバスの方にとっては便利な立地です。
このように通勤の便が従業員の通いやすさにつながり、ひいては求人募集をかけたときに人が集まりやすい利点にもなります。
どの業界も人手不足が問題となっている今、通いやすさをその会社の魅力としてとらえる方は少なくありません。
車通勤であっても、郊外の離れた場所であれば通勤時間がかかってしまい、燃料代や時間などの出勤コストがかかってしまいます。
出勤コスト以外にも通勤距離が長くなるほど、従業員のモチベーションも低くなる傾向にあり、生産性にも影響を及ぼしかねません。
また通勤の便だけでオフィスの立地を決めてしまうのは危険で、理由としては、そのオフィスには従業員だけが通うわけではないためです。
会社は顧客や取引先との関係もあり、そこに訪れる訪問客のアクセスも重要なポイントとなります。
車通勤の方に便利な郊外の立地であっても、顧客や取引先が駅前に集中していれば、その方にとっては不便な立地です。
もちろん逆もいえ、企業団地など郊外に顧客や取引先が集中している業種の場合は、駅近立地ではコインパーキングなど駐車場の問題も絡んできます。
つまり、従業員の通いやすさと、顧客や取引先のアクセスのしやすさの両面から立地を検討する必要があります。
ただ一般的には市街地、とくに駅に近い立地のほうが従業員も顧客もアクセスしやすいのが多くの企業が駅近くに集中している理由の1つです。
訪問客から見ても、駅に近いと駅から歩く面倒も少なく、雨の日なども地下道があれば濡れずに訪問できます。
働く側も関連の業者や取引先が駅近くに集中していると、効率の良い営業が可能となり働きやすくなります。
お昼どきにも、郊外であればコンビニエンスストアでの買い物など、食事の選択が限られますが、駅近の場合は繁華街も近くランチの店選びにも困りません。
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オフィスの立地を街のブランドから見た選び方
それぞれの街には、多くの方が共通して持っているイメージがあり、それが街のブランドイメージとなっているケースも少なくありません。
高層ビルが立ち並ぶ街並みと下町風情が残っている街並みとでは、そこから受け取るイメージは大きく異なります。
この街のブランドイメージと企業の持つカラーを合わせるのも、立地の選び方としては重要なポイントです。
自社のカラーや顧客、商品やサービスのイメージがどういったものか、まずここを確認しましょう。
そのうえで、どういったブランドイメージを持つ街並みと自社のイメージがフィットするのかを検討し、立地を探さなければいけません。
ここのマッチングがうまくいかない場合、企業イメージを損なう可能性もあるため、慎重な選び方を心がけてください。
また競合他社の立地も参考にする必要があり、競合他社が多く集まっている立地はそれだけビジネスのイメージと街のイメージが合っているととらえましょう。
ただそこに大手の企業がある場合は、そこで競合するのは避けて、他の物件を探すのも1つの案です。
もちろん相乗効果を期待して、あえてその立地で勝負する選択肢もあり、ビジネスとして成立するか否かを決める重要なポイントです。
競合他社はライバルでもありますが、同業者としての情報交換が許される場合は、これほど頼もしい存在もありません。
近くに競合他社がいる立地でも、敵対せず仲間意識を持って互いに切磋琢磨していけば、共存共栄が図れる環境を構築できるでしょう。
街のブランド力を利用したオフィスの立地の選び方で、もう1つ重要なのが付近の客層の把握です。
その街だからこそ集まってくる客層、そして市街地であってもそこに居住している方も客層としてとらえる必要があります。
性別や年齢、また客単価や購買意欲などをリサーチし、自社の商品やサービスを購買層にあったエリアに絞っていくと営業効率もあがり、仕事もスムーズに運びます。
客層の把握には、駅の利用客や商店街や飲食店などを観察すると比較的わかりやすく、さらに平日と週末の客層の違いも調べてください。
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オフィスの立地の選び方と周辺環境との関係
オフィスの周辺環境は、企業イメージに関わるだけでなく、仕事の効率や従業員のモチベーション、健康面や精神面にまで影響を与えるため重要です。
いくらオフィスの環境がよくても、一歩社外に出たときに街の雰囲気が悪かったり、騒音がひどかったりすれば、仕事や健康面になんらかの支障が出てしまうでしょう。
会社を運営していくためにも、従業員に健康で長く働いてもらうためにも、周辺環境はよく調べて物件を探さなければいけません。
では周辺環境で気を付けるべき点をあげていきますが、まずは身近なところでコンビニエンスストアの有無を確認してください。
昼食の買い出しの他にも、ちょっとした買い物やオフィスの場所の目印にも使え、近所にあれば便利です。
また深夜まで仕事がある場合、街の明かりが消えていてもコンビニエンスストアは営業しているため、防犯面でも大きな役割を持っています。
オフィスの選び方として次は、ビルの入居者に関してで、どのような企業や入居者が入っているのかを調べておく必要があります。
ビルによってはトイレが共同のところもあり、他社の従業員と顔をあわせるケースも多くなるでしょう。
もちろんエントランスやエレベーターでも一緒になるため、自社のイメージとあまりにもかけ離れた企業や入居者がいる場合、トラブルが起こる可能性も否定できません。
また飲食店が入っているビルであれば、そのお店の客層によってそのビルの印象も変わってきます。
ファストフードとフレンチレストランでは客層や客数が違うため、その点のリサーチも怠らないようにしてください。
近年、学習塾の数が増えていて駅近辺のビルにも入居しているところは少なくはありません。
学習塾が入っていると、多くの塾生がエレベーターを使うため、時間帯によってはエレベーターが使えないケースもあります。
顧客や訪問客があっても、エレベーターを使えない事態も想定され、その点もオフィスの選び方として考慮しておく必要があります。
仕事が深夜帯にまで延びたとき、退勤時の従業員の安全性も会社としては確保しなければいけません。
物件の下見は昼の時間帯だけでなく、夜間の周辺環境や少し離れたところの環境までチェックしておくと安心です。
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まとめ
オフィスの立地の選び方としては、おもにアクセス・街のブランド・周辺環境に注目すべきです。
アクセスは従業員の通いやすさだけでなく顧客や訪問客の都合のよさも考え、自社のイメージと街のブランドを合わせなければいけません。
周辺環境では利便性とともに、夜間の環境もチェックし、従業員の安全性を確保してください。
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株式会社たくみ スタッフブログ編集部
株式会社たくみは、出雲市で1976年に創業した不動産屋です。今やインターネットに賃貸・不動産情報は溢れております。あまたの物件からお客様にとって最適なものを探しだすことが弊社の使命です。ブログでは、物件探しのお役に立てる情報発信をします。