
オフィスの賃貸借契約を検討しているなら、あらかじめ臭いの対策をしておくのがポイントです。
快適なオフィス空間を維持できなければ、従業員にストレスを与えるだけでなく、事業にも影響を及ぼしかねません。
そこで今回は、オフィスにおける臭いの問題点や主な原因・対策をご紹介します。
オフィスにおける臭いの問題点とは

オフィスにおいて、臭いは軽視されがちです。
しかし、人によっては精神的苦痛を感じるほど、辛いものになる可能性があります。
暑さや寒さであれば衣類の調節で問題を改善できますが、どこからともなく漂ってくる嫌な臭いは、すぐに対策できるものではありません。
そのまま放置していると、さまざまなデメリットが生じてしまうでしょう。
オフィスの臭い対策を怠ったときの問題点は、主に以下の2つです。
オフィスの賃貸借契約を検討しているなら、あらかじめ問題点はしっかりと把握しておきましょう。
問題点①労働環境が悪くなる
オフィスの臭いをそのままにしていると、労働環境の悪化につながります。
臭いが気になって仕事に集中できなくなり、作業効率が下がってしまうでしょう。
企業全体の生産性が低下するため、業績が悪くなるおそれもあります。
会社のイメージや業績を上げるには、オフィスにおける臭いの対策が欠かせません。
オフィスには従業員だけでなく、取引先なども訪問する可能性があるので、清潔感のある空間を維持しておきましょう。
問題点②労働意欲が下がる
オフィスの臭い対策を怠っていると、労働意欲が下がるのが問題点です。
従業員が快適に働けなくなってしまうため、オフィスにおける満足度が下がります。
とくに強烈な臭いは、不快感にとどまらず、吐き気や頭痛といった身体に影響を及ぼしかねません。
従業員の健康を守るためにも、オフィスの臭い対策は入念におこなっておく必要があります。
しかし、臭いは人によって、感じ方が異なるのが問題点です。
臭いに鈍感な方に合わせても根本的な問題解決にはならないため、オフィス全体で話し合い、悪臭に対する問題意識を共有しておかなければなりません。
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オフィスで発生する臭いの原因

オフィスで発生する臭いの主な原因は、以下の3つです。
どのようなケースで臭いが気になるのか、それぞれの問題点を確認しておきましょう。
原因①食べ物の臭い
オフィスにおける臭いの発生源に、食べ物が挙げられます。
ケースによっては、デスクでそのまま食事を摂る可能性があり、オフィス内に臭いを漂わせてしまうでしょう。
なかでも、カレーやカップ麺は臭いが残りやすく、業務に支障をきたすおそれもあります。
また、ランチに出かけたときにも、臭いが残っていないか注意しなければなりません。
ランチに食べたものの臭いが衣類に染み付いている可能性があるので、気付かないうちに臭いをオフィスに持ち込んでしまいます。
このように、食べ物の臭いはオフィスの労働環境を悪くするおそれがあるため、入念な対策をしておくことが大切です。
食事をするときには、周囲への影響も考慮する必要があるでしょう。
食べるものや食べる場所などに注意し、快適なオフィス空間を保っていくことをおすすめします。
原因②香水や柔軟剤の臭い
オフィスは、さまざまな年代の方が集まる場所です。
年代によって体臭は異なり、使っている香水や柔軟剤も変化します。
単体ではあまり気にならない臭いであっても、混ざり合うと不快に感じる可能性もあるので、注意しましょう。
これらは「香害」と呼ばれており、ケースによって「スメルハラスメント」の対象です。
多くの方に好まれる香水や柔軟剤であっても、一部の方からするとストレスに感じるため、そのようなケースでは使用を控えることをおすすめします。
オフィスで仕事をするときには、周囲へ迷惑をかけていないか、臭いの配慮をすることが大切です。
原因③空調設備のカビ臭
オフィスの臭いは、人から発するものだけが原因ではありません。
空調設備にホコリや汚れがたまっており、カビが発生していると、悪臭が室内に漂います。
設備のメンテナンスを怠っていると、機械内部が汚れ、悪臭の原因となるでしょう。
オフィスからカビ臭を感じたら、速やかにエアコンなどの空調設備を掃除する必要があります。
しかし、頑固な汚れやカビは、簡易的な掃除をしただけでは落ちません。
設備をメンテナンスしても臭いの原因が改善されないときは、専門業者に清掃を依頼しましょう。
設備の見た目が綺麗でも内部が汚れている可能性があるので、年数が経った設備は一度点検をおこなうことをおすすめします。
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オフィスで可能な臭いの対策

オフィスで臭い対策をおこなうときは、以下の方法が有効です。
おすすめの方法を3つご紹介するので、それぞれ特徴を確認しておきましょう。
対策①窓を開けて換気をする
オフィスの臭い対策としてもっとも簡単なのは、換気をおこなうことです。
部屋の空気を入れ替えれば、悪臭も外に排出できるでしょう。
オフィスで換気をするときは、窓を2か所開けるのがポイントです。
対角線上の窓を開ければ、空気のとおり道ができ、スムーズに換気をおこなえます。
10畳ほどの空間なら、5分程度で換気ができるほか、消臭効果も見込めるでしょう。
なお、高層ビルなど窓を開けられないオフィスでは、出入り口の扉を開放するのが有効です。
場所を工夫して換気をおこなえば、オフィス内に漂っている悪臭もすぐに解消できるでしょう。
オフィスで換気をおこなうときは、目的や時間を明確にして従業員に周知しておくと、トラブルに発展しにくくなります。
快適なオフィス空間を維持するためにも、全体的な話し合いが必要です。
対策②空気清浄機を活用する
オフィスの臭いを機械で換気するときには、空気清浄機の活用が良いでしょう。
空気清浄機は、空気中の粒子状物質をフィルターで除去する仕組みです。
そのため、臭いの原因だけでなく、花粉やハウスダストなどアレルギー物質の抑制にも効果が期待できます。
とくに高性能なフィルターを備えた製品は、細菌やウイルスの捕集がしやすいため、より多くの効果を実感できるでしょう。
設備を導入するときのポイントとして、静音性を重視して商品選びをおこなうことが大切です。
空気清浄機の音がオフィス内に響くと、業務に支障をきたすおそれがあります。
対策③専門業者に依頼する
臭いの原因がわからないときは、専門業者に依頼するのがおすすめです。
悪臭調査を専門におこなう業者に原因特定を依頼すると、臭気判定士の国家資格を持った専門家が調査を実施し、不快な臭いの発生源を突き止めてくれるでしょう。
しかし、業者に臭いの特定を依頼したときには、費用が発生します。
費用の目安は、調査範囲や内容によって大きく異なりますが、数万円〜数十万円程度が相場です。
より高度な作業をおこなったケースでは、費用が高くなる可能性があるので注意しましょう。
その分、早く臭いの原因を特定できるはずです。
自分で臭いの対策をおこなう時間がない方や、原因特定を急いでいる方は、業者に依頼することをおすすめします。
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まとめ
オフィスの臭いをそのままにしていると、労働環境の悪化や労働意欲の低下につながりかねません。
オフィスで発生する臭いの原因は、食べ物や香水・柔軟剤のほか、空調設備のカビなどです。
おすすめの対策として「換気」「空気清浄機の活用」「専門業者への調査依頼」が挙げられるので、状況に合わせて検討してみましょう。

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